○食べすぎ・肥満は万病の元
・男性は肥満傾向、20代女性はやせすぎ傾向
食欲の秋と呼ばれる、この季節、旬の味覚が出回り、つい食べ過ぎてしまいがちで、体重が増えやすい季節でもあります。2012年の「国民健康・栄養調査」では、男性の29.1%、女性の19.4%が肥満(BMI≧25)で、30年前と比較すると、男性は、20歳以上のどの世代でも肥満の割合が増加しています。車社会になり歩く機会が減っていることや、食生活が欧米化したことなどによるものといわれています。一方、20歳代の女性の21.8%が「痩せ」(BMI<18.5)となっており、これも30年前と比較するとその割合は増加しています。
・「太りすぎ」、「やせすぎ」どちらも健康不安あり!
過食や運動不足による「肥満」は、がん、脳血管疾患、動脈硬化による心疾患、高血圧、糖尿病など多くの生活習慣病と関連があるため、改善することが大切です。一方、体調不良や不健康なダイエットなどによる「痩せ」は、だるさ、疲れやすさの原因となるだけでなく、女性の場合は無月経を招く恐れがあるともいわれています。毎日を楽しく健康に過ごすためにも、太りすぎや、やせすぎではない適正な休養の維持を心がけましょう。
~全国健康保険協会 お役立ち情報 2018年10月より