尿酸値が気になったら ①

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○ 健診の「尿酸値」に注目

「尿酸」とは、体内でプリン体という物質が分解されたあとにできる老廃物で、血液中の尿酸の濃度を「尿酸値」といいます。私たちの体は細胞で構成され、一つひとつの細胞の中には核があります。プリン体は、細胞の核に含まれるDNAの主成分です。また、プリン体は体内でのエネルギー代謝の過程でも発生します。プリン体は、私たちの体内で約8割が生成されており、残りの約2割は食べ物から摂取しているといわれています。

プリン体の老廃物として残った尿酸は、通常は尿に混じって排出され、血液中の尿酸の量は一定に保たれています。しかし、不健康な生活習慣などの影響により、尿酸の量が増えたり、排出する力が弱くなったりすると、血液中の尿酸の濃度が高まり「高尿酸血症」になります。

高尿酸血症になっても、自覚症状が現れることはほとんどありません。気づかないまま、尿酸値が高い状態を放置すると、痛風や尿路結石、腎機能低下のリスクが高まります。そこで、健診を受けて、尿酸値の異常を早期発見することが大切になります。

~全国健康保険協会 お役立ち情報 2019年9月より


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