● 慢性腎臓病のサインに気づこう
慢性腎臓病は、自覚症状がほとんど現れないまま進行するため、健診を受けて腎機能の異常を早期発見することが重要になります。腎臓の働きが低下すると、尿中にたんぱくが出る場合があるため、「尿たんぱく」の検査結果をチェックしましょう。
尿は通常、黄色っぽい澄んだ色をしていますが、腎臓などに異常があると尿の色が変化します。さらに、病状がかなり進行すると、全身のむくみや体のだるさなど症状がみられる場合があります。症状に気づいた場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
慢性腎臓病の症状
・尿の色が濁る・泡立ちがある(たんぱく尿) ・尿の色が赤い・赤黒い(血尿)
・全身のむくみ ・だるい・疲れやすい ・夜中に何回もトイレに行く
慢性腎臓病を治療せずに放置すると、腎臓が機能しなくなる末期腎不全の状態になり人工透析や腎臓移植が必要になることもあります。また、腎機能が低下すると動脈硬化が進行し、脳卒中や心筋梗塞を引き起こすリスクが高まります。
~全国健康保険協会 お役立ち情報 腎機能が気になったら 2020年1月より