■スープで取り入れる 薬膳スープで、体の芯から全身へじんわりと温かさを広げていって。
・いつものスープにスパイスをプラス
いつもと同じスープにコショウやニンニク、山椒などのスパイスを加えるだけで温める力が強いスープに変身します。スパイスそれぞれに香りや味に特徴があるので、いろいろ試してみるといいでしょう。
・サバ缶のピリ辛スープ
タマネギやカボチャなどの温性の具材と、人気のサバ缶を入れたスープにトウガラシをプラスすれば、最強の温めピリ辛スープの出来上がり。胃腸の働きを高めるので、食欲がないときに特におすすめ。
・エビの殻ごとスープ
エビの殻にはキチンという食物繊維が含まれ、コレステロールの吸収を抑えるといわれます。肝機能を高めるタウリンや、骨の材料であるカルシウムも豊富。殻ごとスープでこれらの栄養成分を無駄なく摂取。
・サケの酒粕スープ
酒粕や甘酒、酢などの発酵食品は温性なので、この時期、大いに利用したい食材です(しょうゆは寒性、味噌は涼性)。酒粕にサケを使ったスープは温める力がさらに強くなり、体がしっかり温まります。
~classA 薬局の健康情報紙 ライフ 2022年1月号より