腸の中には、善玉菌が20%、悪玉菌が10%ほどいます。
そして、残り70%ほどは、善玉菌にも悪玉菌にもなる可能性のある菌で、それらはバランスよくつくられています。
ところが、歳をとると、このバランスが崩れ、善玉菌よりも悪玉菌が増えてしまいます。
その結果、免疫力が下がり、感染症やがんなどのリスクが高くなってしまうのです。
こうした悪玉菌が著しく増え始めるのは60~70歳代といわれ、早めの予防が大切です。
腸内の環境を整えるには、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品が適しています。
これらに多く含まれる乳酸菌などによって、腸内の環境が、悪玉菌が苦手な酸性に変わります。
その結果、悪玉菌が減って善玉菌が増えることになるのです。
またお茶に含まれるカテキンも、悪玉菌の増加を抑えるとか。
一方、納豆に含まれる納豆菌は善玉菌を増やす役割を果たしてくれます。
こうした食生活の見直しで腸内環境を整え、腸をいつまでも若々しく。