1冊の「おくすり手帳」に情報をまとめましょう
おくすり手帳は、処方された薬の名前や飲む量、剤形、飲み方のほか、以前の服用で出た副作用やアレルギーなどについて記録するための手帳です。これらの記録があると、医師や薬剤師は、その人がどのような薬をどのくらいの期間飲んだか、処方を避けたほうがよい薬は何かなどを把握でき、薬を選択するときに適切な判断ができます。また、複数の診療科や医療機関にかかっているとき、医師や薬剤師はおくすり手帳に書かれた記録をもとに、同じ薬が処方されていないか、薬の飲み合わせに問題はないかなどを確認できます。
ただし、記録が集約されていないと、おくすり手帳を使うメリットは十分に得られません。すべての診療科、医療機関の薬の情報を1冊にまとめてこそ、医師や薬剤師はより適切にチェックできます。なお、市販薬やサプリメントの中には、処方薬との飲み合わせがよくないものもあります。これらの情報も記録するようにしましょう。
~class A 薬局の健康情報紙 ライフ9月号より