たばこにはニコチンの他にも、多くの有害物質が含まれているため、がんや虚血性心疾患、脳卒中などの様々な病気の危険因子となります。また、妊娠中の喫煙は、低出生体重児や早産・乳幼児突然死症候群などの危険性が高くなります。未成年の喫煙は、さらに危険です。
COPD(慢性閉鎖症肺疾患)
COPDは別名たばこ病ともいわれており、原因の90%以上は喫煙です。たばこなどの刺激で気管支に炎症が起こり、ついには肺胞が破壊されることによって、呼吸がしにくくなります。喫煙開始の年齢が若いほど、また1日の喫煙本数が多いほどCOPDになりやすく、進行しやすいといわれています。
~[データ]がん研究復興財団「もう、[たばこ]はいいでしょう。」より