● 腎機能を守る生活習慣
慢性腎臓病の発症には、糖尿病や高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、肥満などの生活習慣病が多く関係しています。これらの生活習慣病にかかっている人は、適切な治療を続けましょう。
また、食べ過ぎや塩分のとり過ぎ、運動不足、喫煙といった生活習慣は、生活習慣病や肥満の原因になり、慢性腎臓病の発症につながります。不健康な生活習慣を見直し、慢性腎臓病を予防しましょう。
塩分をとり過ぎない
塩分のとり過ぎは高血圧を招き、腎機能の低下につながります。1日あたりの塩分摂取量は男性8g未満、女性7g未満、慢性腎臓病や高血圧の人は6g未満を目標にしましょう。
食べ過ぎによる肥満に注意
食事のエネルギー量のとり過ぎは肥満につながるため、腹八分目を心がけましょう。肥満は血糖値を下げるインスリンというホルモンの働きを悪くするため、腎臓病と関係が強い糖尿病対策のためにも、肥満を改善することが大切です。
運動習慣をつくる
適度な運動を習慣的に行うと、血圧や血糖値を下げたり、肥満を解消したりする効果が期待できます。ウォーキングやサイクリング、水泳、軽いジョギング、筋力トレーニングなど、自分にあった継続できる運動を見つけましょう。現在、治療中の人はかかりつけ医の指示に従ってください。
喫煙者は禁煙する
喫煙は動脈硬化を促進し、慢性腎臓病をはじめ、メタボリックシンドロームや生活習慣病の危険因子になります。たばこを吸っている人は、必ず禁煙しましょう。
~全国健康保険協会 お役立ち情報 腎機能が気になったら 2020年1月より