良い睡眠のためには、食事も大きく影響します。睡眠に関係するメラトニンやセロトニンといったホルモンが体の中で働くためには、食べる時間も重要です。朝食をしっかり摂ることで、夜に睡眠を促すホルモンの分泌が活発になります。
朝食には、メラトニンやセロトニンの原料となり、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンが多く含まれる食事を摂ることがおすすめで、バナナや卵、乳製品、大豆製品、牛肉、カツオ、マグロ、ナッツ類などに多く含まれています。
また、人は眠りにつくときに深部体温が低下しますが、アミノ酸の一種であるグリシンはその働きを助けるため、入眠しやすくする働きがあります。また、睡眠のリズムを整える働きもあり、睡眠の質を向上させてくれます。グリシンは、エビ、ホタテ、イカ、マグロ、カジキ、タラなど、魚介類の動物性たんぱく質に多く含まれます。
これらの食材を積極的に食卓に取り入れてみてはいかがですか?
~協会けんぽ 福岡支部メールマガジン 第109号より