私たちは眠気を催すホルモンであるメラトニンが分泌されることで、夜スムーズに眠ることができます。メラトニンは、たんぱく質に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸が日の光を浴びることにより作られるセロトニンという物質を原料として合成されます。ただし、メラトニンは朝目覚めてから約15時間後、夕方暗くなってから分泌されるため、朝食の際にメラトニンの合成に必要な材料であるたんぱく質(トリプトファン)を摂ることが大切です。
つまり、朝食に肉、魚、卵、豆類、乳製品などを食べ、たんぱく質に含まれるトリプトファンを摂ることが夜の睡眠の質の向上につながります。
【トリプトファンを多く含む食品】
●肉類:レバー ●魚類:カツオ、マグロ ●大豆製品:豆腐、納豆、醤油、味噌
●乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルト ●ナッツ類:アーモンド、ピーナッツ
その他にも、バナナや卵にも含まれています。
~協会けんぽ福岡支部 メールマガジン 2021年8月31日発行より