■積極的にとりたい食べ物を知るべし
・腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌
乳酸菌やビフィズス菌などを毎日摂ると、花粉症の症状を緩和するとの研究結果が報告されています。これらの善玉菌は、悪玉菌が引き起こす腸内の腐敗を防ぎ、免疫機能を活性化させるといわれています。
・腸内細菌のエサになるオリゴ糖
バナナ、タマネギ、大豆、ゴボウなどに多く含まれるオリゴ糖は熱や酸に強く、腸まで到達しやすい特性が。腸では腸内細菌のエサとなって善玉菌を増やします。ただし、毎日摂取することが重要。
・2種類の食物繊維 腸内細菌のエサとなる水溶性食物繊維
水溶性食物繊維は腸内細菌により発酵・分解されると腸内を酸性にして善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やし腸内環境を良くします。コンブ、ワカメ、コンニャク、大麦などに多く含まれます。
・便のカサを増し、腸内環境を整える不溶性食物繊維
腸内に便がたまりすぎると免疫細胞の働きが低下。不溶性食物繊維は水分を吸収して膨張し、便のカサを増やしたり腸の蠕動運動を盛んにしたりして排便を促進。豆類、穀類、野菜、キノコ類、ココアなどに多く含有。
~classA 薬局の健康情報紙 ライフ 2022年2月号より