水溶性食物繊維:善玉菌のエサに
水に溶ける水溶性食物繊維は腸内細菌(善玉菌)のエサになり、善玉菌を増やします。便の水分を増やして柔らかくする働きも。ほぼすべての水溶性食物繊維は最近注目の発酵性食物繊維です。
[食品例]コンブ、ワカメ、コンニャク、大麦など
オリゴ糖:ビフィズス菌を増やし、お腹の調子を整える
ビフィズス菌は乳酸や酢酸などを生成し、悪玉菌の増殖を防ぎ、お腹の調子を整えます。そのビフィズス菌のエサとなるのがオリゴ糖です。ただし、大量にとると軟便になることがあるので注意。
[食品例]バナナ、たまねぎ、ハチミツ、トウモロコシなど
不溶性食物繊維:便のカサを増す
水に溶けない不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らみ、便のカサを増します。それにより、腸壁が刺激を受け、便を先へ先へと送るぜん動運動が活発になり、排便が促されます。
[食品例]豆類、穀類、野菜、キノコ類、グリーンキウイ、ココアなど
~classA 薬局の健康情報紙 ライフ 2022年9月分より