潤いで負けない:花粉症対策の重要なキーワードの一つが”潤いを保つ”ことです。
・適切な湿度は40~60%
空気が乾燥するこの時期は、暖房の影響で部屋の湿度も低くなっています。そのため花粉の水分もなくなり、空中に浮遊しやすくなります。室内の湿度は40~60%に保ちましょう。
・加湿器を置く、浴室の扉を開ける
室内の湿度を保つには、加湿器を用いるとよいでしょう。ただし、加湿器はこまめに掃除をしないと、加湿力が低下したり、カビや殺菌の温床になります。入浴後に浴室の扉を開けるのもよい方法です。
・鼻呼吸をする
鼻毛と鼻の奥の湿った粘膜がフィルターと加湿の役目をして、吸い込んだ空気中の花粉を排除します。鼻のこの働きを活かした鼻呼吸を実践しましょう。鼻詰りの人は鼻うがいを併用するとよいでしょう。
・うがい、のど飴を活用
のどの粘膜は花粉を付着させ、粘膜にある線毛が体外に排除します。うがいにより粘膜に付着した花粉を除去したり、粘膜や線毛が乾燥しないように、のど飴で唾液の分泌を促すのもおすすめ。
~classA 薬局の健康情報紙 ライフ 2023年2月号より